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アジサイの木


実家のある野田の、母たちがやっている歌会へ。

清水公園で即詠会をするので久しぶりに参加。

昨夜というか明け方というか、はげしすぎる雷雨の後の、この上ない晴天。お天気にめぐまれて、新緑がよりうつくしくて、風もさわやかで、たまらないくらいの即詠日和。

TVの取材が入って、やや、おかしな緊張感もあったものの、それも含めてたのしめたかんじだった。

即詠はドキドキだけど、やっぱりたのしい。

小一時間でひとつ書くっていうだけのことだけど、このスリリングな感じは、なんだかんだ言っても私は好きなんだ。部屋の中で、さあ、書いてと言われても書けないけど、外に行けば何かしら書ける。

何かを見つけて、それと真剣に対峙するのが、おもしろい。

今日は、対峙する相手を、若々しいアジサイの木々に決めた。少年のそれを彷彿とさせるからだろうな。しかもその上には息子の名の由来の青もみぢがキラキラしていたし。どうしたって息子に重なってしまうのですよ。バカ親ですの。

五月の

アジサイの木の

水脈

のぼる水が

見えるよう

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